先月の首都圏洪水で 保険請求は3兆ルピア 格付けフィッチ試算
格付け会社大手のフィッチ・レーティングスはこのほど、先月首都圏で起きた大洪水の損害保険会社への請求額を3兆ルピア(約283億円)と試算した。
同じく大洪水があった02年の請求額1兆5千億ルピア(約141億円)や、07年の2兆1千億ルピア(約198億円)を上回る計算になった。
保険料収入がGDP(国内総生産)に占める割合を示す保健浸透率が約2%と、他国に比べて割合が小さく、実際の損失額は請求額より大きくなるとした。
国家災害対策庁(BNPB)によると、先月の洪水は、ジャカルタの総面積の8%に当たる41平方キロ平方メートルが水没した。計10万世帯以上が浸水したと推計される。
政府関係者は、洪水の経済的損失が32兆ルピアと試算したと明らかにしていた。