スキャンダルが来イ公演 スナヤンで来年3月 CD発売で知名度上昇 ファンの非公式サイトも

 日本の人気女性バンド「SCANDAL」(スキャンダル)が来年3月13日、初のインドネシア公演をジャカルタで行うことが分かった。アジアツアーの一環で、シンガポールとタイでも公演を行う。同バンドは今月1日、マレーシアのクアラルンプールでも単独ライブを開いており、新たなファンの取り込みに向け、アジア公演を積極的に行っている。
 開催側のイベント会社マリーゴップス・スタジオによると、公演は南ジャカルタ・スナヤンのテニス屋内競技場で行う。チケット販売の開始時期や価格については、正式に決まり次第発表する。
 スキャンダルは、テレビ東京系アニメ「ブリーチ」のオープニングテーマ曲を担当しており、インドネシアではアニメを通じてファンになった若者も多くいる。非公式のファンページも立ち上がっている。
 日本音楽の紹介サイト「JaME」インドネシア版のイルハム・シャルラ編集長は「インドネシアで人気がある日本のバンドのうちの一つ。ライブにも多くのファンが集まると思う」と語った。
 インドネシアでは今年、ソニー・ミュージック・エンタテインメントが、ベスト版「スキャンダル・ショー」と新アルバム「クイーンズ・アー・トランプス」の販売を開始した。店頭販売を通じて、インドネシア国内での知名度も高まっている。
 中央ジャカルタの音楽ショップ「ドゥタ・スアラ」サバン通り店店員のフィルマンさんは「発売から次第に購入客が増えている。公演前にはもっと注目が集まりそう」と語った。
 スキャンダルは2006年に結成。昨年、初のアジアツアーを行い、香港と台湾、シンガポールで公演を行った。
 日本のサブカルチャー人気もあり、インドネシアで公演を行う日本人アーティストがここ数年、増えている。
 今年5月には、インドネシアで人気が高い日本のバンド「ラルク・アン・シエル」が公演を行い、約8千人のファンが会場に詰めかけた。先月開催されたジャズ音楽祭「ジャズ・ゴーズ・トゥ・キャンパス」では、日本の音楽デュオ「orange pekoe」がインドネシア初公演を行い、ファンら数千人が集まった。
 日本のアイドルグループ「AKB48」の海外初の姉妹グループとして発足した「JKT48」の人気も次第に高まっている。(岡坂泰寛、写真も)

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