ポッキーを本格展開 CMにJKT48起用 江崎グリコ
江崎グリコは14日、チョコレート菓子「ポッキー」を本格展開すると発表した。テレビCM放映、街頭での試食品配布、ウェブサイトでの配信など、宣伝活動に乗り出す。2015年度に10億円以上の売上目標を設定し、11年度実績(1億円程度)の10倍以上を目指す。(田村慎也)
本格展開に当たり、アイドルグループのJKT48をテレビCMに起用。15日から放映を開始した。JKTの起用企業は7社目となった。
東南アジア・ブランディング責任者の原田博伸(タイ・グリコのマーケティング担当ゼネラル・マネジャー)は「インドネシアは人口が多く、若年層人口も多い有望市場。JKTは、ポッキーの顧客となる層にとって、等身大アイドルとして人気が高く、ポッキーの認知度向上とイメージアップにつながると期待している」と語った。
グリコは、インドネシア市場で、1980年からタイからの輸入で「ポッキー」を販売してきた。昨年には、タイの洪水で商品供給が途絶えていたが、今年5月から販売を再開した。「チョコレート味」と「ストロベリー味」の2種類を展開している。
グリコは、「世界に通用する菓子」(本社広報)の「ポッキー」を軸に、海外展開を加速させる方針。