研究者ら28人表彰 科学技術の振興で実績 東レ科学振興財団

 インドネシアにおける科学技術の研究振興を目的に設立されたインドネシア東レ科学振興財団(ITSF)は20日、中央ジャカルタのホテルで、研究機関や教育機関で実績を上げた研究者や教員28人を表彰した。表彰はITSF創設から今回で30回目となる。
 式には、同財団のラクサナ・トリ・ハンドコ理事長や国家教育標準化委員会のバンバン・スヘンドロ元委員長らが出席。日本側からは正木靖駐インドネシア日本大使、東レ本社から谷口滋樹執行役員らが参加した。
 あいさつに立った正木大使は、「ITSFは科学技術の枠を超えて日イの友情と協力関係の深化に寄与してきた」として謝意を示した。
 表彰は、科学技術研究者を対象とする「科学技術賞(STA)」、理科教育で業績をあげた中・高等学校教師への「理科教育賞(SEA)」、「科学技術研究助成(STRG)」の3部門。
 STAは20件の応募の中から、バクテリアの有効活用で食中毒などを抑える研究を発表したカトリック・アトマジャヤ大学(南ジャカルタ)のディアナ・エリザベス・ワトゥランギ教授に贈られた。
 SEAには94件の応募がありこの中から9人が受賞した。STRGは応募327件から18人が選ばれた。助成金は総額7億500万ルピア。
 ITSFはこれまで、国内の研究者や教育関係者855人に賞金と助成金を総額約249億ルピアを贈ってきた。(山本佑、写真も)

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