不正疑惑を19件確認 開票職員の過労死も問題化 大統領選

 総選挙監視庁(BAWASLU)は15日、14日に投開票された大統領選と総選挙(議会選)で、計19件の不正疑惑を確認したと発表した。地元メディアが伝えた。
 BAWASLUは同日の会見で、投票に関わる問題が13件に加え、6件の開票に関する問題が見つかったと明らかにした。内容は「有権者による投票権の複数回使用」や「開票担当者に対する恐喝」などで、同庁は再投票や再集計の可能性を検討するという。
 一方、村レベルの集計作業を担う投票運営委員会(KPPS)は、開票作業員が極度な過労を強いられ、死亡するケースもあったと訴えている。
 KPPSによると、ゴロンタロ州では職員18人が疲労による体調不良で入院。バンテン州では開票作業中に失神するケースや東ジャワ州ではKPPSの責任者が死亡しているという。
 総選挙委員会(KPU=中央選管)は基礎疾患が死因としているが、2019年の前回選挙でも職員144人が死亡するなど開票作業にともなう過労が問題化。KPUは今回、採用職員の年齢を引き下げるなどの対応をしていた。(アウリア・アナンダ)

政治 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly