小澤マリアさん3時間聴取 デンパサール入管 違反見つからず
インドネシアで「ミヤビ」の愛称で絶大な人気を誇る女優の小澤マリアさんが6日、バリ州デンパサール市の出入国管理局で、資格外労働を疑われ、約3時間にわたり事情を聴かれた。同入管局によると、違反は見つからず、小澤さんは入管局から出たという。地元メディアが報じた。
小澤さんは聴取を受けた後、地元テレビ局の取材に「隠れてビジネスを行っていたというのは事実ではない。友人のパーティーに参加するために来ただけ」と口をとがらせながら語った。
入管局は聴取に至る経緯について明らかにしていないが、小澤さんは6日、同市内で行われた友人の女性DJの誕生日を祝うパーティーに参加した直後、入管職員に連行されたとの情報もある。小澤さんの来イについては10月23日以降に、トリブンニュースなどで報じられていた。6日のパーティーにゲストとして出演する、という触れ込みもあり、これが商業活動と疑われた可能性もある。
小澤さんは日本でアダルトビデオ女優として活動。インドネシアやフィリピン、ベトナムなどで広く人気を博し、現在はフィリピンでクラブを経営しているという。
インドネシアでは2010年に公開されたコメディー映画「ミヤビ誘拐(ムンチュリック・ミヤビ)」に出演。同映画の制作をめぐっては、強硬派イスラム団体がインドネシアでのロケ計画に対する抗議活動を展開する騒動に発展。インドネシアロケの中止や、ストーリーの変更による小澤さんの出演時間の大幅な短縮を余儀なくされたが、50万人の観客を動員しヒットした。(大野航太郎)