国内被害は100万件 FB個人情報流出 米、比に続く多さ

 フェイスブック(FB)は4日、利用者の個人情報約8700万件が流出し、英政治コンサルティング会社に不正利用されたと発表した。コンパスコムによると、インドネシアの被害件数は約100万件で、最も被害が多かった米国7063万件、フィリピン118万件に次ぐ3番目。
 ルディアンタラ通信情報相は5日、地元メディアに「FBは利用者の情報を保護できなかった。これは情報・電子商取引(ITE)法などに違反する」と述べ、警察と連携して不正利用された国内の個人情報数を、FB側に確認しているという。
 FBの個人情報を不正利用したのは、英政治コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカ。世論形成など政治目的に利用され、2016年の米大統領戦で、ドナルド・トランプ氏陣営の支援に使用したとされている。
 不正利用について、FBのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、米IT情報ウェブサイトなどの取材に、「責任とは何かを大局的に見ることができていなかった。このことが非常に大きな、私の間違いだ」と述べた。
 インドネシアでも問題になっている偽情報や憎悪表現などの拡散に関しても言及、「悪意あるコンテンツがどれだけ広まっているかを測定できるようにしたい」と述べた。具体的には、拡散防止のための新たなプラットフォームを打ち出して、他の産業の基準となるような運用・評価方法にする考えを示した。(中島昭浩)

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