文化交流の祭り開催 450人が会場埋める NTB日本人会
西ヌサトゥンガラ(NTB)日本人会はこのほど、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島の文化施設「タマンブダヤNTB」で、日イの友好的文化交流促進を目的とする「NIPPON文化祭り」を開いた。
午前中は茶道や書道、着付けを体験する日本文化体験が実施され、整理券を得るために列ができた。午後はステージで開会式が催され、各種出し物が展開された。ホール客席数は250席だが、大きく超過する447人が会場を埋めた。
同州と日本の伝統衣装のファッションショーが行われたほか、歌合戦では参加者が日イの音楽で歌声を披露した。
一番の山場は歌手の加藤ひろあきさんが登場したトーク&ソングショーで、観客からの質問にユーモアを交えながら答えた。
終盤には地元の高校生たちが集まってよさこい踊りを披露。観客と一緒に踊りながらフィナーレを迎えた。
祭りは3回目。運営にはNTB日本人会の会員のみでなく、ロンボク島派遣の青年海外協力隊員や各地の高校で日本語教育を支援する日本語パートナーズ、地元の高校生も参加した。
同日本人会は祭りについて「インドネシア人と日本人が共に作ったことが大きな特徴」と意義付けている。当日は在デンパサール総領事館の千葉広久総領事やバリ日本人会会員も訪問、日イ友好を共に祝った。(平野慧)