前年比微増の3013匹に 昨年末現在の生息数 コモドドラゴン
東ヌサトゥンガラ州コモド国立公園のコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)の生息数は、2017年末現在で3013匹で、前年末から微増した。野生個体の絶滅が危惧されているが、生息数は安定しており、当面のところ絶滅の危険性はないという。
同公園によると、コモドドラゴンは園内のコモド、リンチャ、パダール、ギリ・モタン、ヌサ・コデ各島に生息している。
島別の生息数(17年末時点)は、リンチャ1533匹▽コモド1377匹▽ギリ・モタン59匹▽ヌサ・コデ41匹▽パダール3匹。特に、ギリ・モタン、ヌサ・コデ両島の個体数が増加している。
天敵のいないコモドドラゴンの生息数は、えさとなる同公園内に生息するシカやイノシシ、水牛などの数に依存するという。
国際自然保護連合(IUCN)はコモドドラゴンを、野生絶滅の危険性が高い「危急種」に指定している。(毛利春香、写真も)