大麻1.3トンを押収 西ジャカルタ署 6人逮捕
西ジャカルタ警察署は2017年12月31日〜18年1月1日にかけ、アチェ州からジャカルタ特別州へ大麻1.3トンを運んでいたインドネシア人の男3人など計6人を、麻薬取締法違反の容疑で逮捕した。同署は4日に発表し、押収した1.3トンの大麻を公開した。
同署によると、逮捕された6人は24〜34歳。うち3人は運び屋で、アチェ州で受け取った大麻を小型トラックでジャカルタへ運ぶ途中、ランプン州南ランプン県のバカウヘニ港で、待ち伏せしていた警察官に現行犯逮捕された。
小型トラックからは1キロずつ分けて包んだ大麻1300個を押収。小分けにした包みを袋に詰め、木炭入りの袋などと一緒に積み込み、外から見えないようになっていた。輸送を担当した3人には、それぞれ1億ルピアが支払われる予定だったという。
さらに運送を指示していた男2人が西ジャワ州ブカシ県チカランと、南ジャカルタ区ジャガカルサで1日に逮捕された。また、南ジャカルタ区テベットで、大麻を受け取り倉庫で保管する予定だった男1人も同日逮捕された。
同署は17年3月、中央ジャカルタ区ガンビル駅で大麻を押収し、別の容疑者を逮捕した。この時と同じルートで大麻が運ばれる可能性が高いとして、経路やシンジケートなどについて捜査を続けていた。(毛利春香)