外国人も対象に 携帯電話番号の再登録
10月末から始まるプリペイド式SIMカードの携帯電話番号再登録で、外国人旅行者、居住者も対象になることが分かった。登録手続きには旅券や暫定滞在許可証(KITAS)の提示が必要。通信情報省が27日、発表した。
外国人は、各キャリア店舗の窓口に出向く必要がある。KITASや旅券、長期滞在許可証(KITAP)を提示し、名前と出生地、生年月日、国籍を登録する。外国人利用者の多い空港にも、登録用ブースを設置する予定。
再登録期間は31日から2018年2月末まで。期間内に再登録しなかった場合、警告のショートメッセージサービス(SMS)が届いてから60日以内に発信、着信、データ通信が段階的に使えなくなる。
住民登録証(KTP)を保有するインドネシア人の場合、住民登録番号(NIK、16桁)と家族カード番号(KK、同)が必要。窓口に行く必要はなく、SMSやインターネットを通じて登録を済ますことができる。
再登録は、NIKや旅券登録により当局が携帯電話使用者を特定することが目的。電子マネーやオンライン決済サービスの需要増加を見越し、システム構築準備の意味合いもある。
KTP保有者がSMSを介して登録する方法は、SIM新規購入者と既存利用者、キャリアごとにSMSに書き込む内容が異なる。
インドサット、Tri、スマートフレンの新規購入者は「NIK#KK」、テルコムセルは「REG NIK#KK#」、XLアクシアタは「DAFTAR#NIK#KK」とそれぞれ入力する。
既存利用者は、インドサット、Tri、スマートフレンが「ULANG#NIK#KK#」。テルコムセルは「ULANG NIK#KK#」、XLアクシアタは「ULANG#NIK#KK」。
SMSの送付先番号は、新規・既存とも「4444」。一部キャリアは、公式ウェブサイトでの登録も受け付けている。 (中島昭浩)