来月1日オープン 北海道ビール園、ウィスマ46に 和牛焼き肉にラムしゃぶ
北海道黒毛和牛の焼き肉やラム肉のしゃぶしゃぶを食べながら、ビールを飲んでもらうことをモットーにした料理店「北海道ビール園」が11月1日、中央ジャカルタ・スディルマン通りのウィスマ46ビルにオープンする。南国の夜、サーバーから出てくる生ビールを思いっきり飲みたい人にとって朗報になりそうだ。
アピールポイントは、札幌市出身のシェフ、守屋英次さんが「ジャカルタでは初めて」と語るラム肉のしゃぶしゃぶ。新鮮な肉に臭みは感じられず「鍋に入れて5秒でさっと食べてください」と守屋さんは話す。
ラム肉のしゃぶしゃぶ、もしくはジンギスカンのコースがあり、食べ放題で各34万ルピア(税別)、食べ放題・飲み放題各41万ルピア(同)。思いっきり食べて、飲んでほしいという思いから、県人会や同好会の懇親会にも使える価格帯に設定した。
北海道に数ある「ビール園」のようにビールをたくさん飲んでもらうため、ビンタンの生ビール(330ミリリットル)1杯3万ルピアという価格にも挑戦する。酒類の持ち込みも無料で始める方針という。
メニューには、骨付きラム肉のリブロースや和牛ステーキも用意し、守屋さんは「インドネシアの人たちはとにかく肉をしっかり焼く。ミディアムレアで新しい味、肉のうまみを楽しんでほしい」と話す。
十勝牛を使ったあぶりずしや、自家製麺から作るラーメンサラダなど一品料理にもこだわりが光る。昼の時間帯は定食や弁当のメニューをそろえたランチも提供する。煙が出るのを軽減する無煙ロースターでの炭火焼肉で、全150席の規模は利用しやすい店作りを考えた結果という。営業は午前11時から午後11時まで。(平野慧、写真も)