日系6社が商談交わす ジェトロ 外食産業ミッション
日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催する「外食産業海外進出支援ミッション」の6社8人が、23〜25日の日程でインドネシアを訪問している。首都圏のショッピングモールや日本から進出したレストランなどを視察したほか、24日には中央ジャカルタのホテルで6社とビジネスマッチングが行われ、熱い商談が交わされた。
日本からはレストランやカフェを運営する企業のほか、蜂蜜の製造販売会社も参加。地場の食品の卸売企業や不動産などを扱う企業と対談した。
そばや鍋などの飲食店を展開する天晴の大場心樹会長は、辛い料理が好きなインドネシア人向けに、同社が運営する唐辛子の利いた鍋の店「赤ちり亭」を4社に紹介した。バンテン州南タンゲラン・BSDシティのイオンモールなどを視察した感想を「出店先は、やはり最初は日系のモールの方が安心感がある」と語った。
とんかつ専門店「新宿さぼてん」などを展開するグリーンハウスフーズ・グループ海外営業部の尾作伸也統括マネジャーは、ビジネスマッチングで「(イスラムで豚肉が禁じられていることを)分かっているか」、「かえっておもしろい」といった反応があったという。一方で、「2019年から法律でハラル表記が厳しくなることで、豚肉を買いづらい雰囲気になるのでは」と懸念を話した。
同ミッションは25日、マレーシアへ向かい、同様の視察を行う予定。(坂田優菜、写真も)