空港鉄道 8割完成 来月に試験運行へ

 南ジャカルタ・マンガライ駅〜スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)を結ぶ空港鉄道の建設で、土地収用が完了し工事の進捗(しんちょく)状況も8割を超えた。運輸省はこのほど、試験運行を10月中に開始すると明らかにしている。
 ブディ・カルヤ・スマディ運輸相によると、住宅や墓地などを通るタンゲラン市のバトゥチェペル駅〜空港間に新設する線路の土地収用が完了した。
 車両は国営鉄道車両製造インカが6両編成を10編成分受注しおり、すでに1部がジャカルタに到着。引き続き車両をそろえていく。インカは近年、バングラデシュなど海外への車両輸出に力を入れている。
 マンガライ駅〜空港間(36・4キロ)は、新たに建設中のスディルマン・バル駅、ドゥリ駅、バトゥチェペル駅を通る。所要時間は約54分で、運賃は片道8万〜10万ルピアになりそうだという。1日約3万3千人が利用できる。11月中には正式に運行を開始する予定。(毛利春香)

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