来月12日に開幕 賞金総額 世界最高100万ドル 21カ国・地域から310人参戦

 バドミントンの国際大会、BCAインドネシア・オープンが6月12〜18日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で開催される。賞金総額は世界最高の100万ドル(約135億ルピア)で、21カ国・地域の310人が覇を競う。日本からは高橋礼華、松友美佐紀組など24人が参戦する。

 同大会は世界各地で開催される世界バドミントン連盟(BWF)のトーナメントの一つで、カテゴリーは最上位のスーパーシリーズプレミア。
 開幕に先立ち、22日に中央ジャカルタのホテルインドネシア・ケンピンスキで開かれた記者会見で、運営委員会代表のヨピ・ロシミン氏は「賞金総額は前回大会の90万ドルから10万ドル上がり、ことしは世界最高額になった」と強調した。
 試合会場は例年、ブンカルノ競技場内のイストラ・スナヤンだったが、2018年8月開幕のアジア大会に向けた改修工事中のため、今大会はJCCプレナリーホールに移る。
 会場変更でコート数が4から3に減ったため、大会日数はこれまでの6日から7日間に伸びた。JCC会場の収容人数はイストラ・スナヤンより少なくなるが、決勝戦などではコート付近に座席を設ける予定。
 ラマダン(断食月)中の開催となるため、1日当たりの試合数が少なくなる大会終盤は、試合開始時間を遅らせ、ブカ・プアサ(1日ごとの断食明け)後に調整する。
 BCAインドネシア・オープンは07年からBWFの世界ランキング上位の選手が集うトーナメント、スーパーシリーズに加わった。11年にはさらに上位のスーパーシリーズプレミアに格上げされた。
 インドネシアは13年の男子ダブルス優勝以降、開催国ながらメダルを手にしていない。
 16年リオ五輪のバドミントン混合ダブルスで、トントウィ・アフマッド選手と共に同国初の金メダルを獲得したリリヤナ・ナトシル選手は会見で「これまで同大会では良い成績を収められていないので、結果を残したい」と意気込んだ。
 会見に同席したインドネシア・バドミントン協会(PBSI)のリッキー・スバグジャ広報部長は「(男子シングルス世界ランク1位の)マルクス・フェルナルディ・ギデオン、ケフィン・サンジャヤ・スカムルジョ組に期待している」と語った。
 日本からは、前回大会の女子ダブルスで日本勢初優勝を収め、リオ五輪で金メダルを獲得した高橋礼華、松友美佐紀組(世界ランク1位)ら、24選手が参戦する予定。
 観戦チケットの価格は、1日券が1人3万5千ルピアから。オンラインショッピングサイトの「ブリブリ」か、会場で直接購入できる。(中島昭浩、写真も)

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