企業間の調整難航 HI前の噴水改修工事 改修費は170億ルピア に圧縮

 中央ジャカルタのホテルインドネシア(HI)前ロータリーにある噴水の改修工事開始に時間がかかっている。2018年に開かれるアジア大会前の完成を目指し、地元企業8社がCSR(企業の社会的責任)活動として改修する予定だが、デザイン案や費用、工事のスケジュールの調整が難航しているという。
 噴水改修は、アホック・ジャカルタ特別州知事=知事選出馬で休職中=が提案した。8社は、HIロータリー周辺にあるモール「グランドインドネシア」や「プラザ・インドネシア」、プルマンホテルの運営企業、バンク・セントラル・アジア(BCA)のほか、同地周辺にオフィスを構えている企業など。
 これら8社は2016年10月に覚書(MOU)を締結し、現在も細部を調整中。当初約280億ルピアだった改修費は現在、160億〜170億ルピアまで圧縮されたという。
 噴水のデザインは、噴水や池などの建設・開発を担う「ウオーター・デコル(ブアナ・ビル・デコリンド)」が請け負う。
 同社のジャカ・サディジャンタ社長によると、工期は約4カ月。噴水は水が踊るように動く仕組みにし、噴水や歓迎の塔を照らす照明をすべて、発光ダイオード(LED)に変更する。(毛利春香、写真も)

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