【ジャパン・ファッション・イベント(上)】独自性をアピール 制服や靴、ダンスウエア

 12〜15日、ジャカルタで開かれた「ジャパン・ファッション・イベント」(日本貿易振興機構=ジェトロ、東京ガールズコレクション実行委員会主催)には、服や靴、時計、制服、伝統工芸品、ダンスウエアなどさまざまな日本ブランドが出展した。インドネシアで独自性や品質をアピールしたブランドを2回に分けて振り返る。
 制服系カジュアルファッションブランド「ルーシーポップ」は、4年前にインドネシアの展示会に初出展して以来2度目。日本国内では女子中高生をターゲットに制服や制服アクセサリー、小物などを制作・販売しており、数多くのトップアイドルグループに衣装協力をしてきた。
 同ブランドを運営する「響」(東京都品川区)の神山太代表取締役は「4年前と比べ、JKT48の活躍や、アニメや漫画の人気の高まりを通じて制服がよく知られるようになり、合わせてルーシーポップの知名度も高まっている」と話す。
 すでにベトナム、フィリピン、台湾、香港、パリでイベントや展示会を実施した。インドネシアを含む海外では、就職後に自分のお金で趣味として買う20〜30代の女性が多く、人気はセーラー服とリボンタイという。
 神山さんは「インドネシアはフレンドリーな人が多い。『学園祭』をテーマに、アイドルもファンも全員、制服で楽しむイベントを開くなど、制服とエンターテイメントを合わせて紹介していきたい。男性用の制服も、もちろん作ります」と笑顔で話した。
 一方、バレエなどのダンスウエアメーカーの「サヨリ商店街」(愛媛県新居浜市)は、今回が初めての海外出展。同社では縫製や刺しゅう、プリントなどを自社で一貫生産できる体制が整っており、代表取締役の千葉小織さんは「インドネシアで求められるものを作りたい」と話す。
 生地はUVカットや発汗性のあるもの、肌触りの良いものなど高品質。日本での生産はもちろん、将来はインドネシアでの商品生産も考えているという。千葉さんは「生地の良さをすぐに理解してもらうのは難しいが、こちらの人が好きなものを作っていきたい。何でも作れるのでどんどん言ってほしい」と意欲を語った。(毛利春香、写真も、つづく)

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