【スナンスナン】 緑に囲まれる癒やし感 24時間カフェ ラッキーキャット

 開店から2カ月もたっていないのに、クニンガンシティーやコタカサブランカモールの近くにできたコーヒー専門店「ラッキーキャット・コーヒー&キッチン」がインスタグラムやレストランを紹介するブログで評判を呼んでいる。一体どんな店なのか、訪ねてみた。

 ラッキーキャットがオープンしたのは7月上旬。南ジャカルタ・ラスナサイドのエピセントルム地区にあるプラザ・フェスティバルの南駐車場の前にある。店名は日本や中国の商売繁盛の縁起物、招き猫から付けたという。
 2階建ての店構えは真っ白なレンガ建てで、一見ビンテージの雰囲気を感じるが、店に影を落とすような大きい木が特徴だ。外からは店の裏にあるように見えるが、実は店内にある。
 オーナーの1人、ラファエラ・サンドラさん(37)によると、「ナチュラルでアットホームなコーヒー専門店」がコンセプト。元からあった大木を利用し、中古木材をベースにした家具や鉢植えを使う素朴なルスティックスタイルのインテリアに仕上げ、自然光を通すため天井を全面透明にし、森の中にいるような雰囲気を実現した。
 コーヒーの専門店なので販売だけではなく、コーヒーの紹介も。バリスタの技やコーヒー豆の質の紹介、入れ方などにこだわる。日によって、豆の種類は変わるが、ナッツ味が強いブラジル豆とフルーティーな後味がくるローカル豆の利用が多い。豆は全てアラビカ種で、なめらかで飲みやすい。
 コーヒーを注文すると、豆の種類や入れ方の好みを聞いた上で、客に合わせて作る。ホワイトコーヒーと呼ばれるカプチーノとフラットホワイト(いずれも4万ルピア)のほか、ブラックのエスプレッソやマキアート、味付けラテ(カラメル、ヴァニラ、チョコレートなど)もある。コーヒー以外にはお茶とジュース、また無料で飲めるフルーツウォーターもある。
 食のメニューは健康志向。大人気の一品は「マッシュルームとアボカドのトースト」(5万5千ルピア)で、軟らかいトースト、生キノコと焼いたキノコ、ポーチドエッグ、アボカドと野菜にキノコソースとフェタチーズがかかっている。朝食や夕食向けメニューのほか、ペストリーなど幅広いサイドディッシュもある。
 24時間営業だから、いつでも濃厚なコーヒーと食事が「森の中」で味わえる。(アリョ・テジョ、写真も) 

Lucky Cat Coffee & Kitchen

住所 Kompleks Epicentrum, Jl. Haji R. Rasuna Said Kav C no. 22, Jakarta Selatan
Telp 021・5296・1475
営業 24時間 

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