週末はモナスへGO ポケモン探しでにぎわう
米国でスマートフォン用アプリ「ポケモンGO」の配信が始まり、公式配信前にもかかわらずインドネシア国内では非正規ルートで入手したアプリに熱中している姿が目立つようになった。中央ジャカルタの独立記念塔(モナス)広場は17日、ポケモンを探しに来た人でにぎわった。
西ジャカルタのジュンバタン・ベシから昼過ぎに来たという自営業シャリフさん(20)は、見つかりにくいというポケモンのゴーストとプテラをモナスで捕まえ、「ここはポケストップがとても多い。捕まえるには最適の場所」と話した。モナス東側の広場付近にアプリ利用者がよく集まるという。
インドネシア大学(UI)に通うファジャルさん(20)は、友人4人と前日から打ち合わせてポケモンを捕まえに来た。大学周辺では見つからなかったポケモンのサイホーンを見つけ、「国立博物館にも来る前に行った。モナスの方がポケストップが多かった」。今度は州庁舎に行く計画をしているという。
中央ジャカルタのブンカルノ競技場では同日朝、フェイスブック(FB)のコミュニティー「ポケモンGOインドネシア」が初集会を開催。管理人の1人、ムハンマド・スルハンさん(26)によると、参加者は約300人。プレーヤー同士の交流はもちろん、基本的なアプリの操作方法を教えたり、安全に遊ぶための簡単な議論も実施したという。
スルハンさんは「(ユーザー数が多く)アプリのサーバー負荷の問題が解決されていないので未配信は仕方ない。インドネシアでは改善されたアプリを配信してくれるといい」と語った。今後コミュニティーではポケモンの対戦トーナメントなども企画する予定。
インドネシアではアプリ関連のFBコミュニティーが乱立。合計メンバー数は17日時点で10万人を超えたとみられる。西パプア州ソロンでも設立されたと地元テレビは報じている。(中島昭浩、写真も)