白い恋人たち ラグーン海岸が変身 アンチョール公園
北ジャカルタ区にあるアンチョール公園内のラグーン海岸がこのほど、砂浜の砂を入れ替え、真っ白な砂浜に様変わりした。同海岸は全長約3.5キロ。
ジャヤ・アンチョール開発公社の企業広報マネジャーのイカ・レスタリ氏は18日、ラグーン海岸について「バリのクタビーチのようにしたい」とイメージを語り、整備をすることで観光客増を狙っていると説明した。同海岸沿いの海では、ジェットスキーなど新たにウオータースポーツができるようになった。
21日夕方には、平日にもかかわらず同海岸を訪れる家族連れや、カップルの姿が絶えなかった。(山本康行、写真も)
出航待つ古代船 総帆上げて日本へ アンチョール埠頭
13世紀末から16世紀初めにかけて、ジャワを中心に栄華を極めたヒンドゥー王朝、マジャパヒト王国時代の古代船を復元して日本まで航海するプロジェクトが間近に迫った。その船、スピリット・オブ・マジャパヒト号が北ジャカルタのアンチョール・マリーナ埠頭に係留され、28日の出航を待っている。
マジャパヒト王国は当時、インドシナ半島の国々や琉球王国とも交易した海洋国家。今回はジャカルタからブルネイ、フィリピンを経て台湾、沖縄、鹿児島、大分、大阪に停泊しながら東京に向かい、古代の交易関係を実証するとともに、日イの友好関係を強化するのが目的。
船は全長20メートル。乗組員は日本人とインドネシア人10人で構成する。
日本への航海は2010年7月に企画され、ジャカルタから出航したが、途中で台風に遭遇し、航海を断念した経緯がある。(濱田雄二)