明るく開放的 バンドン新ターミナル

 6日から新ターミナルの運用がスタートした西ジャワ州バンドンのフセイン・サストラヌガラ空港。古い空港から一変し、コンパクトながら明るく使いやすい空港に生まれ変わった。国内線に続き、シンガポールとマレーシア・クアラルンプール行き国際線の運航も始まっている。

 到着・出発ゲートのあるターミナル正面には荷物を運ぶカート置き場、カスタマーサービスセンターなどがあるほか、待ち合わせができるよう「ミーティング・ポイント」と書かれた青い表示が設けられている。東端には2階へ上がる階段があり、開放感あるカフェスペースが広がる。インドネシア料理やファストフードなど6店がある。
 1階出発ゲートで荷物検査を済ませ、そのままチェックインカウンターに進む。カウンターは16あり、航空会社別に対応。同フロアには空港内の地図やフライトの確認、観光地などを知ることができる電子モニターが設置されている。出発口の2階へは西側奥のエスカレーターで上がる。
 2階の手前が国内線の、奥が国際線の、それぞれ入口となっている。イベントスペースもあり、伝統楽器の演奏や踊りなどが披露されるという。バンドン観光局が現在、プロモーションを実施。観光局のムチャさん(34)は「美しい空港を利用してバンドンに来てほしい。観光アピールに力を入れることはもちろん、インドネシアの伝統文化を知ってもらうなど、空港の中でも楽しんでもらえたらうれしい」と話した。バティックのプレゼントや踊りなどのイベントは毎週金〜日曜に実施している。
 荷物検査を再度済ませ、搭乗口へ向かう。スターバックスなどのカフェやシュークリーム専門店のビアードパパ、土産店など約10店が並んでいるが、15日時点ではまだオープンしていない店もあった。寝そべってくつろげる「クワイエットルーム」や子ども専用の遊び場スペースがあるほか、無料Wi―Fiや5台のパソコンを設置したインターネットスペース、スマートホンなどの充電もできる。
 室内のデザインの色は茶や白を基調としていて落ち着ける雰囲気で、壁のあちこちには色鮮やかな絵画が飾られている。決して大きな空港とは言えないが、小さいながら居心地の良さにこだわった空港になっている。(毛利春香、写真も)

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly