新年はにぎやかに 大切な人と迎えたい

 待ちきれないとばかりに紙ラッパや打ち上げ花火の音が鳴り響く。午前0時が近づくと熱気は最高潮に。ジャカルタ特別州内で31日、各地で年越しイベントが開かれ、市民らは家族や友人らとにぎやかな新年を迎えた。

 2015年まで3年連続、中央ジャカルタで開かれていた新年を祝うイベント「ジャカルタ・ナイト・フェスティバル(JNF)」は実施されなかったが、モナス広場やホテルインドネシア(HI)前、カーフリーナイトを実施したタムリン通りには大勢の人が集まり、花火を打ち上げるなどして盛り上がった。
 北ジャカルタのアンチョール公園では夕方からカーニバルや音楽ライブ、ラグーン海岸ではカウントダウンと花火を実施。夜の海辺には手品師や大道芸人、泳ぎ回る子どもや持ち込んだ打ち上げ花火を上げる若者、家族でのんびり年明けを待つ人らであふれた。 
 西ジャワ州ブカシ在住のヨピさん(28)は、姉のフェロニカさん(30)一家と初めてアンチョールで年越しした。
 同一家はスマトラ島出身。バタック人にとって水で体を洗うことは悪いものを洗い流し清める意味があり、海で年越しするジャカルタ在住のバタック人は多いという。フェロニカさんの子ども2人も夜の海で元気いっぱい遊んだ。
 ヨピさんは「1日はブカシで家族と一緒に過ごすことが多いが、大勢の人と一緒に花火を楽しむ年越しも楽しかった。何よりことしも家族と一緒に新年を迎えることができ、本当にうれしい」と話した。(毛利春香、写真も)

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