「ビーチシティ」でリゾート気分 アンチョールの新施設

 渋滞で身動きが取れないジャカルタ中心部を通り抜け、ジャカルタ湾に面する「タマン・インピアン・ジャヤ・アンチョール」に入ると、海の香りが漂ってくる。
 東端のカルナファル海岸に建設中のリゾートスタイルの複合施設「ビーチシティ」は、アンチョール公園の中でも最新の施設。全3階のうち一部がソフトオープンし、海岸でリフレッシュしたいジャカルタ市民でにぎわい始めている。
 海岸に面した1階には飲食店がずらり。ショッピングモールでお馴染みのチェーン店のほか、日本食レストラン「ショナン」もオープン。南ジャカルタ・パクブウォノ通りにある「天(テン)」の姉妹店という。
 開放的なレストランやカフェの前には長さ300メートルほどの砂浜が広がる。アンチョールの海岸というと、家族連れなどで混雑する海水浴場というイメージだが、さらに奥に入ったビーチシティは、むしろバリ島などにありそうなプライベートビーチ。ジャカルタにいることを忘れさせてくれる。
 大規模な屋外コンサートなどが開かれてきたカルナファル海岸だが、一部のステージや駐車場を残し、大きく様変わり。ただ、東隣には2007年にオープンし、海が見えるレストラン・バーとして人気の「スガラ」はそのまま残されている。
 ビーチシティ内には、インドネシア最大の屋内ホール、マタ・エラン・インターナショナル・スタジアム(MEIS)を併設。ここでは今年3月以降、スウェーデンのロクセットを皮切りに、韓国のスーパージュニア、米国のニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックとバックストリート・ボーイズら大物アーティストが次々とコンサートを開催している。
 米国のディズニーランドを訪れたスカルノ初代大統領の発案で建設が始まり、1967年にオープンしたアンチョール公園。現在も首都のウォーターフロント再開発の一環として、ビーチシティのような新しいコンセプトの施設が造られているようだ。(配島克彦、写真も)

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