心の友 日イ一つに ジャカルタ日本祭り閉幕 五輪真弓さん共演
第7回ジャカルタ日本祭り(JJM)が13日、中央ジャカルタ・スナヤン東駐車場特設会場のクロージングイベントで閉幕した。来イした歌手の五輪真弓さんがインドネシアのバンドや劇団と共にヒット曲「心の友」を熱唱。若者を中心に各地から訪れた約3万人が日イ友好のイベントを盛り上げた。
メーンステージとミニステージでは午前10時から午後9時まで、太鼓や琴の演奏やJKT48のライブ、コスプレイベントなど、日イの文化を取り入れた演目が繰り広げられた。
今年はインドネシアで世代を超えて歌い継がれている「心の友」の五輪真弓さんが来イし、29年ぶりにインドネシアで歌声を披露した。インドネシアのロックバンド「J―Rocks」と日本語ミュージカル劇団「en塾(エンジュク)」のメンバーと共演し、観客もおなじみのメロディーにあわせて合唱した。
小林一則JJM実行委員長は「1週間がとても早かった。運営に関わる人たちの思いが積み重なり、とてもいいチームワークを発揮できた。急な会場変更だったが、設営の方々のおかげで乗り切れた」と労をねぎらった。黒田憲一前JJM実行委員長は「日イ100周年を目指して祭りを盛り上げていってほしい」と激励した。
谷崎泰明駐インドネシア日本大使は「多くの人が来場して感謝している。ビザも緩和されたので、より多くの方に日本を訪れてほしい」と語った。中央ジャカルタ区のザイナル次官は「今年は独立70周年。より緊密な友好関係を築いていきたい」と話した。
娘3人や妻とともに西ジャワ州デポックから訪れた会社員タウフィクさん(42)は「初めて来たが人が多くて驚いた。日本語を教えるブースなどもあったらもっと良くなると思う」と感想を述べた。(中島昭浩)