ジャカルタ日本祭り開幕 アホック知事「日本と長い関係続く」 友好のドリームチーム
第7回ジャカルタ日本祭り(JJM、主催・JJM実行委員会、協力・日本大使館、ジャカルタ特別州政府)が6日開幕した。今年のテーマは「Indonesia―Japan in Dream Team」。開会式にはジャカルタ特別州のアホック知事も出席し、イベント開催を歓迎した。
中央ジャカルタのプラザ・スナヤン1階のアトリウム広場で開かれた開会式では、小林一則JJM実行委員長や谷崎泰明・駐インドネシア日本大使、アホック知事が一人ずつ開幕のあいさつを述べた。
小林実行委員長は「インドネシアの人たちは日本文化をとても好きでいてくれている。そして近年、インドネシアと日本の企業が共同プロジェクトを進めていることもさまざま。ドリームチームという合言葉で、これからのお互いの関係を築きあげていこう」とあいさつした。
谷崎大使は「JJMにはたくさんの催しがある。皆さん、見て、参加して、楽しんで」と、関係者やメーンステージに詰めかけた人々に笑顔でアピールした。
アホック知事は、現在ジャカルタ特別州内で建設が進められている大量高速鉄道(MRT)を例に挙げ「日本とジャカルタはこれからも、とても長く関係が続いていくと思う」とあいさつ。世界各国と協力関係を築くことで州内の交通整備を進めていきたいと抱負を述べ、「日本の企業には安心できる投資先としてみてもらいたい」と話した。
開会式では、歓迎の踊りやジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)バリダンス部の子どもたちによるパフォーマンス、ウルトラマンティガなどが会場を盛り上げた。最後は小林実行委員長と谷崎大使、アホック知事、ウルトラマンティガがステージに上がり、開幕を祝う鏡開きをして式を締めくくった。
JJMは12日までプラザ・スナヤンのアトリウム広場などで日本文化を紹介する「ジャパンウィーク」、13日はスナヤン東駐車場特設会場でフィナーレを飾るクロージングイベントが開かれるなど、日イ交流の催しが盛りだくさんの1週間が始まる。(山本康行、写真も)