総勢10選手が勝利 バド世界選手権3日目
バドミントンの世界選手権は12日、中央ジャカルタのイストラ・スナヤンで3日目を迎え、日本勢は女子ダブルス世界ランキング1位の高橋礼華、松友美佐紀組や男子シングルスの桃田賢斗など総勢10選手が次に駒を進めた。
この日初登場した高橋、松友組は、マレーシアペアに対し21―10、21―9と危なげない試合で勝ちにつなげた。「ランキングは1位だが、実力で上の人はいる。まだまだ挑戦者の気持ち」(松友美佐紀)
女子ダブルスは前田美順、垣岩令佳組が第3セットまでもつれながらも勝利。垣岩は7月に右足の半月板を痛め、テーピングをして出場した。「足の痛みはまだある」と万全とは言えない状態で2回戦に進む。松尾静香、内藤真実組と福万尚子、与猶くるみ組もそれぞれストレート勝ちした。
男子シングルス世界ランキング4位の桃田賢斗は2回戦に登場し、ストレート勝ち。21―14、21―9と圧倒した。桃田は「次からレベルの高い選手が続く」と話した。
男子ダブルスは数野健太、山田和司組がストレート勝ち。早川賢一、遠藤大由組と嘉村健士、園田啓悟組は接戦の末、勝利した。橋本博且、平田典靖組は逆転で勝利を呼び込んだ。
女子シングルスは高橋沙也加がストレート勝ちした。
一方、男子シングルスの佐々木翔、女子シングルスの三谷美菜津は敗れた。
インドネシア勢は男子ダブルス世界ランキング3位のアフサン、スティアワン組が接戦の末、勝利。男子シングルスの人気選手、トミー・スギアルトは24―26、21―8、20―22で香港選手に惜敗した。
男子シングルスのチェン・ロン(中国)、リン・ダン(中国)、リー・チョンウェイ(マレーシア)も勝ちベスト16入りを決めた。(佐藤拓也、写真も)