キャンメイク本格販売 カワイイをインドネシアで
井田ラボラトリーズの化粧品ブランド「キャンメイク」はインドネシアで化粧品の本格発売を開始する。中央ジャカルタの複合映画館ジャカルタシアターの「XXIクラブ」で5日、記者会見を開き商品を紹介した。日本ならではの化粧品や化粧方法を知ってもらい、インドネシアで「カワイイ」を広める。
代理店であるキャンメイク・インドネシアを通し、ファンデーションやアイシャドー、マスカラ、チーク、リップスティックなど日本で人気が高い商品を中心に30種類を発売する。薬局チェーンのガーディアンなどで販売し、ジャカルタ特別州内の大型モールやイオンモールBSDシティなど首都圏で15カ所、東ジャワ州スラバヤの計16カ所で購入できる。オンラインショップでも販売している。
商品は実際に日本で販売しているものと同じで、安心・安全で肌に優しいだけでなく、色などの種類も豊富。海外ブランドの化粧品と比べると値段も安い。インドネシアは湿度や気温が高く化粧が崩れやすいと言われるが、水分や汗に強くて長持ちするチークやマスカラ、アイライナーを販売する。ほかにも日焼け止めの効果や、お湯で洗い流すことができる点など、日本では一般的となった化粧品文化をインドネシアでも生かす。
同社キャンメイク部・輸出担当の安西香織課長は「日本のポップカルチャーの一つとして楽しんでもらえるようにしたい。販売先を広げ新商品を入荷することはもちろん、顧客を飽きさせないようプロモーションも積極的に実施する」と話した。
会場では実際に「カワイイ」と「クール」の2種類のメークを実演。日本で今年の夏のトレンドとなっているメークや、インドネシア人の肌の色や顔立ちに合った化粧品や化粧のコツも説明した。
キャンメイクは今年で30周年を迎え、ロシアや米国、韓国、台湾、タイ、ベトナム、フィリピンなど12カ国に850の販売先を持つ。海外市場での売り上げは全体の10%で、今後は海外展開をさらに進めるという。(毛利春香、写真も)