ニホンウナギに負けません ソロで土用丑の日 25.26日に初のウナギ祭り
中部ジャワ州ソロにあるスブラスマレット大学(UNS)は25、26の両日、同大でインドネシアで初の「ウナギ・フェスティバル・インドネシア」を開く。
ウナギを研究しているUNSの数学・自然科学部は、養殖業者らと協力しながら養殖の技術開発を進めている。日本の暦で今月24日が「土用丑(うし)の日」となることに合わせ、イベントを企画。インドネシア産のウナギの品質の高さを知ってもらい、養殖を盛んにすることが狙いだ。
25日はウナギのかば焼きの食べ放題を企画。UNSや同大と協力関係にある養殖場で育ったウナギで、ニホンウナギに劣らない高品質のウナギを振る舞うという。26日には、東ジャワ州や西ジャワ州などインドネシア各地でウナギの養殖や加工などをしている経営者や研究者らが集まり、ウナギに関する情報を互いに交換する場を設ける。
西ジャワ州タクシマラヤ県に養殖所を持つハルヨノさんもウナギを振る舞う経営者の1人。2012年から養殖事業に参入したが、技術的な知識や情報が足りず、自身の出身地でもあるソロのUNSと協力することに決めたという。「普通の魚だと思っていたら大間違い。ウナギはとても繊細で育てるのが難しい。同じように養殖業を営む人たちと一致団結し、将来はよりよい商品をつくれるようにしたい」と期待を込めた。
ウナギ・フェスティバルは25日午後7時からで、参加費は1人35万ルピア。ジャカルタから1泊2日でソロを訪れ、同大でウナギを味わったり観光したりするツアーも企画。定員は150人で、申し込みは5日まで。詳細はハルヨノさん(携帯0877.8777.7723、日本語対応可)まで。(毛利春香)