東アジア杯、イ開催を調整 野球代表、強化合宿へ 5月4日からスナヤン
アジア野球連盟はマニラで開催予定だった東アジアカップを、ジャカルタで開催する方向で調整を進めている。インドネシア・アマチュア野球・ソフトボール連盟のシャリル・ナウィル会長が17日、明らかにした。
インドネシアで野球単独の国際大会が開かれれば、2001年以来14年ぶりとなる。日程は5月4〜10日、場所は中央ジャカルタ・スナヤンの野球場となる見込み。
東アジアカップは本来2013年にタイで開かれる予定だったが、政変による混乱から延期され、マニラに変更された。その後、フィリピンの野球連盟内で混乱があって開催が不可能になり、インドネシア開催案が浮上した。
東アジアカップにはフィリピンやタイなどインドネシアを含む6カ国が出場を表明している。
今年9月には東アジアカップの上位チームが出場するアジア選手権があり、これ以上の延期は難しい状況になっていた。
大会開催費用はアジア野球連盟からの補助金を使って賄う。インドネシア・アマチュア野球・ソフトボール連盟は野中寿人代表監督を中心として日系企業などに募ってきた寄付金を、合宿など代表チームのためだけにのみ充てる。
インドネシア代表は4月3日にスナヤンの野球場で出場選手の選考を始める。その後、大会まで約1カ月にわたり強化合宿に入る。9月のアジア選手権に確実に出場するには、東アジアカップで優勝する必要がある。
タイやフィリピンなどの強豪は日常的に代表チームで練習をしており、野中監督は「即席チームの面があり、厳しい戦いになる」と話している。(堀之内健史)