前年比2%増の790万台に 昨年の二輪車販売台数 燃料値上げで下半期失速
二輪車製造業者協会(AISI)はこのほど、2014年のオートバイの販売台数が790万台だったと公表した。下半期の販売台数が失速し、当初目標の800万〜810万台に及ばず、13年比で約2%の微増だった。
二輪車製造業者協会によると、昨年上半期の販売は好調で、月間平均販売台数は70万台を超え、年間840万台のペースだった。しかし下半期の販売台数が伸びず、7〜12月の販売台数は369万台と、1〜6月の421万台から14%減少した。大統領選挙などの政治要因や11月の補助金付き燃料の値上げが影響したとみられる。第4四半期の10〜12月期は1度も70万台に乗らなかった。
アストラ・ホンダ・モーターのタヌウィジャヤ・マーケティング・ディレクターは経済紙ビスニス・インドネシアに「燃料が値上がりし、インフレ率が上昇したことが販売台数の低迷につながった」と語った。アストラ・ホンダ・モーターは各社苦戦する中、13年比7.5%増と販売台数を伸ばし、シェアを63%に引き上げている。
15年の見通しは昨年11〜12月にかけ、販売台数の減少傾向が強まったことで、不安定要素が多いとの見方が強い。