ジャカルタチーム優勝 代表強化の場に レッドソックス杯
野球インドネシア代表の野中寿人監督が率いるバリ・レッドソックスは昨年12月22〜26日に親善大会「レッドソックスカップ」を開いた。野中さんが監督を務めるインドネシア代表チームのメンバーの9割以上が参加。元プロ野球選手の教室も開き、代表チームの強化の場ともなった。
優勝は初参加の「グラディエーターDKI」。準優勝は「プレデターランプン」、3位は「ワリアーズランプン」だった。MVPは2007年に野中監督が高校総体で素質を見抜き、同年代表チームに抜てきした「グラディエーターDKI」のヨサ選手が獲得した。
会期中には近鉄などで活躍した元プロ野球選手の野林大樹・駿河台大コーチと野中さんが共同で参加選手を対象に野球教室を開催。教室では 「野球動作」に重点を置き、東南アジア諸国の野球発展に重要な基本動作を指導した。
大会は今年で10回目。来年以降は日本やフィリピン、ネパールからもチームを招待することも検討している。野中さんは「今後はより国際色を強く打ち出した大会にしていきたい」と意気込んでいる。(堀之内健史)