年越しイベント各地で ジャカルタ特別州 音楽ライブや花火
ジャカルタ特別州は31日から1月1日にかけ、中央ジャカルタの目抜き通りで、年越しイベント「ジャカルタ・ナイトフェスティバル」を開く。タムリン通りからメダン・ムルデカバラット通りの間、独立記念塔(モナス)広場など計13カ所にステージを設置する。
同イベントは今回で3回目。2012年、知事だったジョコウィ大統領が、多くの市民が年末年始を祝えるようにと発案し、昨年まではホテルインドネシア(HI)前ロータリーからモナス広場までを歩行者天国にして開催した。
観光文化局のアリー・ブディマン局長によると、今年はタムリン通りの日本大使館前のMRT建設現場は、重機があり危険だとして催しを開かず、モナス広場を中心にステージを設置する。ステージはモナス広場内やメダン・ムルデカバラット通りなどに7カ所、サリナデパート前などタムリン通りに6カ所、HI前ロータリーに1カ所の計13カ所。HI前ロータリーのステージではレゲエ、サリナデパート前ではダンドゥットのライブをし、メダン・ムルデカバラット通りの国営ラジオ局前ではワヤンクリットを上演する予定。モナス広場では、ジャカルタ出身のアーティストが集まりライブをし、市民とともに年を越す。
このほか、北ジャカルタ・アンチョールの「タマン・インピアン・ジャヤ・アンチョール」の駐車場で30、31両日に開かれる音楽イベントでは、ダンドゥット歌手のアユ・ティンティンさんやロマ・イラマさんらが出演予定。東ジャカルタのテーマパーク「タマンミニ・インドネシア・インダ」では年明けとともに約4千発の花火が打ち上げられる。
同州は警官2千人を配置し、雑踏や車両の進入禁止などの警備にあたる。国鉄は年越しイベント終了後に郊外へ帰宅する人々のために、最終電車を1日午前2時まで運行する。(山本康行)