東京百貨店でイ物産展 小田急、三越で中旬まで 大使館で商談会も
東京都内の大手百貨店でインドネシア独自の飲食品を展示販売する「インドネシア・フェア2014」が開かれている。同国政府も協力しており、主催者らは「インドネシア産飲食品の日本への輸入増加のきっかけになれば」と期待している。
フェアはまず、小田急百貨店新宿店で5日に始まり、11日まで開催。続いて恵比寿三越店で12〜18日に開かれる。日本からは、自家焙煎したインドネシア産カカオを使ったチョコレートを販売する「Dari K」、バンドン産の紅茶を直輸入する「ジャワティー・ジャパン」が出店する。
インドネシアからは麺製品などを製造、販売する「インドフードCBPスクセス・マクムール」(ICBP)や、ジンジャーティーを販売する「イントラ・フード」など5企業が出店。日本でインドネシアの食料品を直接手に取り、購入できる貴重な機会になりそうだ。
7日には五反田の在日インドネシア大使館で、インドネシア出店企業とバイヤーとの商談会がある。日本からは三菱商事など15社が来場予定。
フェアはトレード・マーケティング・ジャパン(本社・京都府京都市、吉野慶一社長)とインドネシア商業省、在日インドネシア大使館商務部の共催。吉野社長によると、日本ではインドネシアの飲食物の知名度はまだ低く、「まずは日本の一般の方に知ってもらうことが大事」と話している。(藤本迅)