【じゃらんじゃらん】 民族衣装、身近に体験 韓国文化センターが開館 映画上映会や語学講座も
韓国文化センターが今年3月、南ジャカルタのエクイティ・タワー17階にオープンした。多くのインドネシア人や在留外国人に韓国を身近に感じてもらおうと、韓国語書籍や韓流DVDを貸し出す図書室や、展示会や映画上映会を開く大広間を備える。タン・ジョンレ副所長は「ぜひ日本人も遊びにきてください」と呼び掛けている。
金曜日の午後、韓国の民族衣装「チマチョゴリ」を着たインドネシア人の女子学生が携帯電話で記念写真を撮り合っていた。この日は、同センターが週に1度行っている試着体験の日。誰でも無料で参加でき、韓国語を学ぶ学生や韓流ファンでにぎわう人気の催しだ。
月2回開かれる無料の映画上映会も好評で、12月は今年公開の「あなたを愛しています」を英語字幕付きで上映する。
文学や歴史、芸術部門の書籍や辞書、教科書、児童用絵本などを取りそろえた蔵書約1000冊の図書室では、最新の韓流映画やドラマ、音楽CDなどの貸し出しサービスも行っている。無料会員(保証金10万ルピアが別途必要)になると、書籍やDVDを1週間で5冊まで借りることができる。
「韓国語を習いに来る欧米人もいますよ」とタン副所長。同センターは、韓国人教師による初級・中級韓国語の講座を平日と週末にそれぞれ開いている。受講料金は80万ルピア(約6800円、12週間コース)で、歌を通じて韓国語を学ぶユニークな講座も。
館内では、韓国の伝統工芸品や楽器なども展示。無料のコーヒーを飲みながらくつろぐこともできる休憩室も備えている。