あふれる笑顔と涙 メンバーとファンが一体化 JKT48選挙開票の現場で

 「JKTの存在を広めたい」。 26日開かれたJKT48選抜総選挙は、JKTキャプテンのメロディー・ヌランダニ・ラクサニさんが1位に輝き、6枚目のシングルCDを歌うメンバー16人が決まった。メンバーと応援するファンが一体化した1時間半。笑顔と涙があふれた開票イベントはテレビで生中継され、大きな注目を集めた。 
 午後7時、南ジャカルタにある民放テレビ局ANTVのスタジオで放送が始まった。スタジオ内では収録済みの16位から11位までの順位発表の映像が流れ出す。ステージ前のイスに座り、発表を待っているメンバーたちに緊張が張りつめる。ファンたちはメンバーの後方で立ち見。約100人が集まった。10位からは生放送で順位を発表。「よかったね」、「頑張れ!」という声援が会場を包んだ。
 順位発表され名前を呼ばれたメンバーの中にはファンへお辞儀をし、ステージに上がる姿もあった。選抜メンバー16人が決定したのは開始から1時間半後。1位になったメロディーさんや2位のジェシカ・フェランダさん、仲川遥香さんら選抜メンバーが抱き合い、喜びを分かち合った。会場の興奮もピークに。
 高校生のモハマッドさんはスタジオでの観覧のため、西ジャワ州スカブミから友達7人とやって来た。デビュー当時からのファンで「インドネシアにはアイドルグループはJKTだけ。選抜総選挙をやることでみんなが知ることができる」と話し「JKTの時代が来るかもしれない」と期待を込めていた。
 西ジャワ州デポックの大学生ノファントさんは今回の選抜総選挙について、「今まではチームが決められていたが、今回は僕たちファンが選んだ」と自信にあふれた表情で語った。また「今までは共通点がなかった人たちともJKTを通じて友達になれる。僕たちをつなげてくれる存在」と笑顔で話した。(山本康行、アリョ、堀之内健史、写真も)

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