フランプール熱唱 「ずっとライブしたかった」ワクワク・ジャパン開局記念
スカパーの日本専門チャンネル「ワクワク・ジャパン」開局記念イベントが15日、中央ジャカルタ・スナヤンのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で開かれた。アイドルグループJKT48やインドネシアの男性歌手アフガン、女性歌手ブンガ・チトラ・レスタリが参加。日本からは大阪出身の4人組ロックバンド「flumpool(フランプール)」が駆け付け、日本とインドネシアの人気ミュージシャンが来場者約2500人を沸かせた。
会場にはインドネシアの日本の音楽ファンやインドネシア在住の日本人らが集まった。JKT48やアフガン、ブンガ・チトラ・レスタリが次々と会場を盛り上げ、最後にフランプールが登場。メジャーデビュー曲「花になれ」や映画の主題歌にもなった「君に届け」など全6曲を熱唱し、待ちわびたファンの声援に応えた。
フランプールは初の来イ公演を実現させた。ボーカル・ギター担当の山村隆太さんは「これまでインドネシアのファンから、たくさんのファンレターやメッセージをもらっていた」と話す。
昨年台湾で単独公演を成功させ、日本のみならず世界に目を向け活動を展開する。「日本のファンは一体感を大切にするが、海外では一人一人が『自分が一番楽しんでやろう』という気持ちが強い。ファンの一人一人の心に歌を届けたい」。海外で活躍する日本人から刺激を受けるといい、「日本のロックバンドの先陣を切っていきたい」と意気込んだ。
今回のイベントは、22日にインドネシアで24時間放送を開始する日本のテレビ番組専用チャンネル、ワクワク・ジャパンを記念するもの。ライブに先立ち、14日夜に開かれた開局記念式典には、日本からスカパーの西山茂樹会長らが出席し、スカパーにとって初の海外放送開始を祝った。(山本康行、写真も)