みんなとの出会いに感謝 JJS卒業式 168人が巣立つ

 バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS、米村博司校長)は13日、卒業式を開いた。小学部6年生の110人、中学部3年生の58人の卒業生が、ジャカルタにいたからこそ出会えた仲間や先生、そして家族に感謝を伝えた。

 午前8時10分、真剣な表情や笑顔を浮かべた卒業生が、在校生や保護者、来賓に見守られながら体育館に入場した。
 米村校長は式辞で、「優しい心をこれからも大切にしてください」とあいさつ。絵本「花さき山」の、村人が優しい行いをすると山に美しい花が咲くというストーリーを紹介し、「相手が知っている知らないにかかわらず優しい行いをし、相手の心に花を咲かせてください」と語りかけ、一人一人に笑顔で卒業証書を授与した。
 中学部3年1組の石原裕太郎さんは答辞で「日本から遠く離れたこの地で、縁あってJJSで同じ時間を過ごすことができた。何気ない学校生活が、価値観の多様性、相手を尊重する大切さを教えてくれた」と学校生活を振り返った。その後、中学部卒業生で「遙か(はるか)」を合唱し、学校や仲間に別れを告げた。
 6年生全員によるお別れの言葉では、6年間の学校生活を振り返るとともに、「JJSの伝統を託します」と在校生にエールを送った。続けて、先生や学校職員、家族へ感謝の思いを伝え、全員で「変わらないもの」を熱唱した。
 式終了後、各クラスの生徒が退場前に担任や副担任の先生に「1年間ありがとうございました!」「先生、大好きです!」と大きな声で感謝の気持ちを告げると、思わず涙ぐむ先生や生徒もいた。
 式には在インドネシア日本大使館の小野啓一総括公使やJJS維持会の亀岡拓之理事長、PTAの秋山耕平会長らが出席した。(坂田優菜、写真も)

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