最も長いHI駅 タムリン通り 地下工事着々

 大量高速鉄道(MRT)の中で最も長い駅となるホテルインドネシア(HI)前ロータリー駅の建設や線路敷設工事が、中央ジャカルタ区タムリン通りの地下で着々と進められている。
 MRTでは地上工区で南端の南ジャカルタ区ルバック・ブルス駅から、地下工区の北端であるHI前ロータリー駅をつなぐ上下線2本の路線が敷設される。
 HI前ロータリー駅は長さ429メートル。ルバック・ブルス駅方面を出発した電車が北端の同駅へ到着した後、南へ引き返す際に方向転換するための線路も敷設するため、第1工期で設けられる13駅の中では駅の建設スペースが最も広い。また第2工期では、同駅から北へ向かってさらに路線を延ばす。
 路線以外ではホームの一つ上の階にあたる、切符売り場や商業施設スペースの整備も進んでいる。
 州営MRTジャカルタ(MRTJ)によると、10月31日時点での地下工区の工事進ちょく率は91%に達しており、HI駅〜ドゥク・アタス駅間のみでは90%を超えたという。同区間は、三井住友建設と国営建設フタマ・カルヤのJV(共同事業体)が建設を担っている。(毛利春香、写真も)

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