来月初旬に日本映画祭 開幕式に高良健吾さん出席へ 下旬にはマカッサルでも
国際交流基金アジアセンターは11月2〜7日、中央ジャカルタ区の映画館で「日本映画祭(JFF)」を開催する。昨年に続き2回目。2日の開幕式には人気俳優の高良健吾さん(29)が来イ、出席する。開催地は昨年のジャカルタ、ジョクジャカルタ両特別州とバリ州に、新たに南スラウェシ州マカッサル市が加わった。
ジャカルタ特別州での上映作品数は昨年の14から20に増える。うち、ことし公開されたのは、松田龍平、長澤まさみ主演の「散歩する侵略者」など7作品。「崖の上のポニョ」などスタジオジブリ作品もある。
会場となる映画館は、中央ジャカルタ区のモール、グランドインドネシアのCGVシネマズ。2日の開幕式には、高良さんがインドネシアの人気女優チェルシー・イスランさんと共に登壇する。
同基金アジアセンターによると、昨年の観客動員数は全33回の上映で約4500人、座席占有率は平均約75%だった。ことしは期間を5日間に延長して上映回数を39回に増やし、動員数増を目指す。
ジョクジャカルタ特別州では、12月1〜8日に開かれるジョクジャ・ネットパック・アジア国際映画祭(JAFF)で、4〜5作品を上映予定。マカッサル市でも11月24〜26日に開かれる映画祭で7作品を一挙上映する。バリ州は9月30日に3作品を上映済み。
チケットは1回2万ルピア。販売は開幕1週間前に始まる予定。詳細はJFFのウェブサイト(id.japanesefilmfest.org)で。
JFFは昨年、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で日本映画への関心を高め、鑑賞者増につなげようと、東京国際映画祭と連携して始動した。ことしはミャンマー、ブルネイ、インドでも実施され、開催国は12カ国に増えた。(中島昭浩)