レバラン中も混雑 事故は減少、週末再び渋滞に
レバラン(断食月明け大祭)を故郷で祝う人たちによるムディック(帰省)は、レバランに入った25、26日まで続き、高速道などが各地で混雑した。一方、昨年、大渋滞した中部ジャワ州の東ブルブス料金所では渋滞が緩和されたほか、事故件数も昨年と比べ減少。今後は30日〜7月2日にかけ、首都圏などへ戻る人らで渋滞する見込み。
国営高速道路管理ジャサマルガによると、ジャカルタ特別州から西ジャワ州バンドンなどへ向かうチカンペック高速道路では、レバランの2日間、通常時と比べ約60%増の約19万台が通行した。同高速道は今後、首都圏へ戻る車で30日が最も混雑すると予想されており、29日に予定を前倒しするよう利用者に呼びかけている。
またジャワ島北岸道路(パントゥラ)では19日〜レバラン直前の24日、東へ向かう車線をオートバイ約267万台、車約40万台が利用した。昨年のレバラン時の計65万台と比べると、ことしは5倍近い計約307万台以上が通行した。
昨年、大渋滞した東ブルブス料金所付近では、25日夜に約6キロ渋滞したものの、昨年のような20キロを越える渋滞は発生しなかった。建設中のジャワ島横断高速道の同料金所〜同州バタン県グリンシン(110キロ)の臨時供用を実施したことが、渋滞緩和につながったと見られている。
事故件数については警視庁によると、帰省が始まった19〜26日に発生した事故は1299件で、昨年のレバラン時期の1515件と比べ14%減少した。(毛利春香)