国内で流行の兆し 米国発祥 ハンドスピナー
世界で流行している米国発祥のおもちゃ「ハンドスピナー」が、ことしに入ってインドネシアでもはやりつつある。
ハンドスピナーは直径7センチほど。中央部分のボールベアリングから2〜3枚羽がついており、手の上で駒のように回し、回転を楽しむシンプルなおもちゃ。
中央ジャカルタ・カンプン・バリに住むバユンさん(45)は「隣の家の子どもが遊んでいるのを見て、息子にねだられ、西ジャカルタのパサール・パギまで買いに行った」と話した。
値段は1個3万5千ルピアほど。息子のケフィンさん(10)はハンドスピナーに夢中で一日中握っているという。
同カンプンに住むファラ・ザハラ・バトゥバラさん(13)は4日前の放課後、おもちゃをたくさん乗せたカートが学校に来た際に3万5千ルピアで購入した。友達が持っていたためで、「友達とさまざまな種類のハンドスピナーを見せ合うのも楽しい」と話した。
ファラさんによると、ハンドスピナーの値段は7千〜5万ルピア。
発祥地の米国では1997年、子どものストレス発散や集中力を養うという目的から開発された。数年前からおもちゃとして大流行。授業中に遊んだり、怪我をする子どもが出てきたため、一部の学校では持ち込みが禁止されている。(上村夏美、写真も)