南ナトゥナ権益を売却 メドコ子会社へ INPEX

 国際石油開発帝石(INPEX)は27日、カリマンタン島の北西沖南ナトゥナ海B鉱区を開発する子会社、ナトゥナ石油の全株式を、資源大手のメドコ・エネルギー・インターナショナルの子会社に売却すると発表した。
 1977年に権利を取得し、79年に原油生産を開始した。ノース・プルット・ガス田での天然ガス生産を2009年に開始するなど35%の参加権益を保有し、石油・天然ガスの開発を行ってきたが、近年は生産ピークを過ぎて減退期に入っているという。売却額は約1億6700万ドルで、ことし5月をめどに開発・生産から撤退する。
 同鉱区では、16年平均で日産2万バレルの原油、6千バレルの液化石油ガス(LPG)を生産している。開発オペレーターのメドコ子会社のほか、シェブロンが25%の権益を保有している。
 INPEXは国内で複数の権益を保持。交渉が続く東南アジア最大級のガス田・アラフラ海のマセラ鉱区開発については、地元メディアによるとエネルギー鉱物資源省が、プラント建設候補地マルク州アル島とヤムデナ島でのプレ・フィード(プラントの基本設計業務の予備段階)を依頼している。(平野慧)

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