ハロウィーン準備進む 増えつつある仮装ファン モールに特設コーナーも
31日のハロウィーンを前に、南ジャカルタ・クバヨランバルにあるモール「ガンダリア・シティ」では、ハロウィーン向けに特設コーナーが設けられている。
G階にはコスチューム屋があり、1歳児〜大人向けの仮装用小物、衣装が陳列されている。2階にはおもちゃ屋「トイズ・キングダム」の特設ブースがあり、仮装道具、衣装、タトゥシール、パーティグッズ、カボチャなど、ハロウィーンに必要なグッズがそろう。ことしの人気は男の子にゴースト、女の子に赤いデビルの仮装だそうだ。
2階特設ブースでは、29日に仮装大会、30日にはカボチャをランタンに加工するイベントが行われる。飛び入り参加も受け付ける。共に午前10時から。
トイズ・キングダムの従業員、トト・クリスマリアントさん(40)によると、ハロウィーン用グッズの販売が国内で始まったのは約10年前。富裕層や外国文化に関心のあるインドネシア人を中心に広まり、都市部のモールやホテルでイベントが開かれるようになった。年々、グッズの種類は豊富になり、スポーツクラブや学校でのイベントも増えている。ことしの売り上げは前年より1割程度増えているという。
昨年からハロウィーンの仮装を始めた大学生のクリスティンさん(21)は赤ずきんのコスチュームを買いに訪れた。「ハロウィーンのユニークさに引かれて仮装を始めた。インドネシアでは、仮装して友達と集まってお菓子を食べたりセルフィーを撮るのが一般的」と話した。(江原早紀、写真も)