血と汗の闘い 暗がりの違法闘鶏 (2015年12月02日)

Share (facebook)
このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

 跳び蹴り、かみ付き、踏みつけ……何でもありの違法の闘いが毎週末、東ジャカルタの伝統市場の薄暗い一角で繰り広げられている。男たちが金を託し、大声で叫ぶ先で血を流すのは2羽の軍鶏(しゃも)だ。
 軍鶏は約2メートル四方に囲われた闘技場で闘う。その回りには金を賭けた男約50人が群がり「行け! やれ! そこだ!」と叫ぶ。片方が力尽きると歓喜と無念の声が入り乱れる。午後1時から同7時ごろまで延々と闘いが続き、1勝負ごとに熱さが増す。少しでも前で見ようとするから、観客は汗だらけだ。
 観客は胴元に場所代として1試合2万ルピア、1日全ての試合に参加するなら10万ルピアを払う。
 インドネシアでは賭博はご法度。例外的に闘鶏が認められているのはバリ島で行われる儀式だけ。ここでは堂々と行われているが、市場管理者によると、「見回りに来た警察官にガソリン代として3万ルピアそこそこ渡せば、見逃してもらえる」という。
 最近は取り締まりも厳しくなり、参加者の1人は「ここもいつまでもつだろうか」と話した。(堀之内健史、写真も)

闘う軍鶏
闘う軍鶏
身を乗り出して闘鶏を見る男たち
身を乗り出して闘鶏を見る男たち

にらみ合う軍鶏
にらみ合う軍鶏
闘う軍鶏
闘う軍鶏

跳び蹴り
跳び蹴り
闘いの前後は水浴びをさせて清める
闘いの前後は水浴びをさせて清める

かごの中で売られる軍鶏
かごの中で売られる軍鶏
「マッサージも重要」
「マッサージも重要」

首を絡ませると小康状態
首を絡ませると小康状態

このカテゴリの最新記事

本日のニュース一覧