en塾「桜よ」熱唱 谷村さん「感動のステージ」
横浜市中央区の横浜・赤レンガパークで8日、音楽イベント「地球劇場フェス2015〜100年後の君に聴かせたい歌〜」(主催・日本テレビ、BS日テレ、協力・国際交流基金アジアセンター)が開かれ、インドネシア人学生による日本語ミュージカル劇団「en塾(エンジュク)」のメンバーが出演した。
歌手の谷村新司さんが司会を務めるBS日テレの音楽番組「地球劇場」初のライブイベント。en塾劇団員4人が代表曲「桜よ〜大好きな日本へ〜」を心を込めて歌った。
同イベントは谷村さんをはじめ、ゴダイゴ、加山雄三さんらが結成したTHE King ALL STARS、さだまさしさん、平原綾香さんらが出演。en塾は3番手で登場。ステージで谷村さんがメンバーを紹介し、「将来の夢は?」と尋ねると、「日本でファッション関係の仕事に就きたい」「歌手になりたい」など笑顔で語った。
「桜よ」を披露すると、会場から拍手が沸き起こり、涙を浮かべる観客も。最後は出演者全員で、谷村さんと加山さんが作った「サライ」を合唱した。
en塾の甲斐切清子代表は「一流のアーティストの方々と同じステージに立てたことが光栄で、今でも信じられない気持ち。夢を追っている団員たちの今後の自信になっていくと思う。一生懸命な姿勢が、人生のなかでかけがえのない経験につながることを実感しました」と話した。
出演はen塾の「桜よ」を聴いた谷村さんが感動して依頼。「聞いている人たちが『言葉の壁』というものは一瞬で飛び越えられることを感じていたと思います。それを僕はステージ袖で聞いていてとても感動しました。(今日のステージは、第一線で活躍しているプロのアーティストばかりでしたが)キャリアに関わらず、伝えることが大事、ということを改めて彼らが教えてくれた気がします」と谷村さんは振り返った。
同フェスの模様は9月12日、「地球劇場」(BS日テレ、午後7時〜)で放送される。(山本康行)